観光バスの対象

ITによって、成果が素早く、より正確に、経営に有効活用することを目指している。
クルマが単独で生活の中に存在するということでなく、生活空間の中の位置の一つになっている。 今やシームレスにネットワークがつながっており、二十一世紀初頭は、クルマが孤立空間から生活空間に移行する過程の中にあり、そこではモバイルが死命を制する。
これに対応していくことが大きなテーマである。 トヨタIT事業戦略の考え方や今後の方針について、Mトヨタ自動車取締役副社長に聞いた。
ITSについては、バラ色の未来像が描かれ過ぎるきらいがあるが、トヨタとしては今後どういうステップを踏んでいくか。 クルマが生きた使われ方をするためにも、現在はITSの方向を定める大事な時期にある。
トヨタは、自動車産業という目でクルマ社会が良くなるため、ひいては国民生活環境が良くなるためにITSに取り組んでいる。 そこで、公共交通機関、とくに都市交通問題でITSの実を上げるために努力していく。
そのためには、関係省庁や他の民間企業との協力も欠かせない。 ITS企画部の拡充には膨大な人と資金がかかり、事業として成り立たせるにも時間がかかるが、社会に対するトヨタの信用投資だと考えている。
GAZOOの発展型やトヨタ事業の目標はどこにあるか。 GAZOOのようにお客様との接点を増やし、サービスを開拓するITシステムは、世界規模に広げていく。

世界四極で思想を同じくしてインタラクティブに標準化を進める。 システム統合と共にローカル特色を付随させるトヨタコミュニケーションシステムを、次の世代に向けて構築する。
IT事業は、ITSなどそれぞれをトータルして売上げ換算し、一兆円とするのが当面の目標である。 環境問題への対応が世界的に高まる中、トヨタは世界に先行するハイブリッドカーや燃料電池車の実用化に向けて奮闘中だ。
また、クルマの安全性にも目配りしている。 環境と安全は、あらゆる企業にとって宿命的な課題であり、もはやこれを避けては通れない。
二○○一年五月、「かねてトップレベルでの交渉が行われていたトヨタとフォードのビジネス提携の一つである『環境対応のハイブリッド車技術』での供給ビジネスが合意に達した」との記事が新聞に踊った。 記事の内容をさらに詳しく紹介すると、次のとおりである。
「環境技術などで提携交渉に入っていたトヨタ自動車と米フォード・モーターは、ガソリンエンジンと電気モーターを併用して走るハイブリッド・システムを、二○○三年からトヨタ側がフォードに供給することで合意した。

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